名古屋近郊で親しまれている千代保稲荷(ちよぼいなり)。ここは参拝だけでなく、参道沿いにあるお店を訪ねるために、わざわざ遠方から来る人も多い。さらに千代保稲荷から車で30分で伝説の「養老の滝」があり、人気の観光スポットになっている。

千代保稲荷

千代保稲荷は地元では「おちょぼさん」と呼ばれている。室町時代(1336~1573年)の豪族森八海が、先祖の霊を「千代に保つため」、この神社を造ったと言われる。商売繁盛・家内安全の神として広く信仰され、年間200万人の参拝客がある。

本殿の横では稲荷神社のシンボルである狐が大好きだと言われるあげと蝋燭を販売している。

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賑わいをみせる参道

千代保稲荷の参道には、100を超えるお店が立ち並ぶ。オリジナリティあふれる店も多く、買い物をするためにここへ来る人も多い。

ここの名物は、木曽三川で育った魚料理。なまずのかば焼き、アユの刺身や鯉汁、鮒味噌などの郷土料理を味わうことができる。

一番人気店 串カツ「玉屋」

千代保稲荷参道で一番の人気店「玉屋」。特に味噌串カツが大人気。熱々のカツに、たっぷりと味噌をディップ。旨味と甘みが絶妙な味噌は飽きがこない。

味噌の他、ちょっと甘めの関西風ソースもあるので、味噌が苦手な人はそちらを選ぶとよい。釜の横に置いてあるキャベツは嬉しい食べ放題!揚げたてのカツによく合う。

串カツは1本80円。食べ歩きにはぴったり。ここでは店内でも食べることができる。

和菓子屋「かわしまや」

千代保稲荷から車で5分の所に、地元の人気和菓子店「かわしまや」がある。お勧めは草餅とみたらし団子。ここの草餅は、天然よもぎを使用しており、小豆餡とのハーモニーが絶妙。みたらし団子は良質な米を使い、丁寧に焼き上げていて、これまた絶品。共にもちもちとした食感でとても美味しい。
(草餅1個90円、みたらし団子1本70円、水曜休み)

養老の滝

日本の滝百選、名水百選に選ばれている養老の滝。高さ約30m、巾約4mあり、岩を打ち流れ落ちる水に癒される。季節ごとに美しく変わるその景色に魅了され、多くの人が訪れる。

養老の滝は、奈良時代の女帝・元正天皇(680-748年)も行幸されたと伝えられる歴史あるスポット。歴史を感じながらの自然散策をしてみては。

川沿いの緩やかな道を登る

駐車場から養老の滝は、歩いて30分ほど。川に沿ってゆるい上り坂になっている。途中、様々なお店や資料館、有名な詩人・北原白秋の歌碑、養老神社などがあり、趣がある。

滝に近づくと、マイナスイオンを感じられる。水と空気、緑の見事な調和に癒される。

孝行息子の伝説

孝行だが貧しい青年が父親のために滝の水をひょうたんに入れ持ち帰ったところ、その水が酒に変わり、酒好きの父親がたいそう喜び息子を褒めた。そして、父親の白かった髪は黒くなり、とても元気になったという。

この逸話にひょうたんが出てくることから、養老の滝周辺ではひょうたんがお土産として売られている。

養老サイダー

養老のきれいな水を利用して作った養老サイダーとラムネが美味しい!

養老の滝周辺の紅葉

養老の滝周辺は紅葉の名所。見ごろは毎年11月中旬以降。

アクセス

お千代保稲荷  新名古屋駅―新羽島駅(途中笠松乗換)名鉄利用
(片道大人760円 子ども380円)
岐阜羽島駅より海津市コミュニティバスにて「お千代保稲荷バス亭まで(片道大人300円 子ども100円)

お千代保稲荷から養老の滝までは、タクシー利用にて 
(走行距離15KM、所要約30分で 料金約6,000円)

養老の滝(養老鉄道養老駅から徒歩10分)
養老-大垣(養老鉄道 片道大人 410円 子ども210円)
大垣-名古屋(JR 片道大人760円 子ども380円)

【モデルコース】
名古屋より電車、バスを乗り継いでお千保稲荷へ。着後参拝と散策(昼食は各自自由に)
お千保稲荷からタクシー利用でかわしまやで草もちとみたらし購入。その後、養老へ。着後、養老の滝見学。
見学後、徒歩にて養老駅へ。養老鉄道とJRを乗りついで名古屋へ
(所要8時間)

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