天下分け目の合戦・関ヶ原の戦い

関ヶ原の戦いとは、1600年9月15日に行われた日本を二つに分けた合戦を言う。当時の天下人・豊臣秀吉亡き後、新たに天下を狙う徳川家康(東軍)と秀吉に忠誠を誓う石田三成(西軍)との間で行われた戦いだ。この合戦に勝利した徳川家康は、その後、260年に亘る江戸時代の基礎を築いた。日本人なら誰もがその名前を知る関ヶ原は、史跡巡りの町として観光客を集めている。

多くの史跡を歩いて回るハイキングが人気で、関ケ原観光協会では1時間半程度の短いコースから、6時間かかる長いコースまで多くのコースを設定している。

徳川家康最初陣地跡入り口

徳川家康最初陣地跡入り口。

徳川家康最初陣地跡から関ヶ原盆地を望む

徳川家康最初陣地跡から関ヶ原盆地を望む。

観光交流館「いざ!関ヶ原」

2015年10月オープンした観光施設。施設内には観光案内所と関ヶ原の特産品や戦国グッズを売る販売所がある。壁には有名作家がおしゃれにアレンジした戦国武将の自画像が飾られている。

関ヶ原駅前に新しくできた「関ヶ原観光交流館」

イベントも盛りだくさん

関ケ原町では様々なイベントが行われている。子供向けの甲冑体験、夜のライトアップ、花火大会などで町全体を盛り上げている。

開戦の烽火があげられた地・岡山烽火場

両軍の陣計を把握しやすい小高い山で、開戦の烽火はここからあげられた。竹林をぬけて頂上へでると今でも、関ヶ原の地を一望することができる。この地に陣をおいたのは、黒田長政と竹中重門。それぞれ秀吉の軍師として使えた父親を持ちながら、息子たちは徳川につき、その後の時代を生き抜くこととなる。
竹中は合戦当時の関ヶ原の領主で、その後も関ヶ原を治めた。

岡山烽火場(黒田・竹中陣跡)
黒田・竹中陣跡の竹中重門の軍旗

黒田・竹中陣跡の竹中重門の軍旗。

黒田・竹中陣跡の黒田長政の軍旗

黒田・竹中陣跡の黒田長政の軍旗。

西軍大将石田三成の陣跡・笹尾山

石田三成が陣を構えた笹尾山。ここには甲冑ボランティアと呼ばれる甲冑姿の人がいて、記念撮影に応じたり簡単な観光案をしたりしてくれる。

この笹尾山では甲冑体験もできます(有料)。甲冑を身に着けたいという方はぜひ!甲冑体験は、例年4月末から11月末まで実施。年によって多少異なる。
-侍甲冑 2.000円
-足軽甲冑 1,500円
-子ども甲冑 1,000円

何れも着付けサービス込み。草鞋や刀などの付属備品もあわせて貸し出し
※予約は不可。現地受付のみ。

笹尾山の頂上までは歩いて5分ほど。頂上から古戦場全域を見渡せば、豊臣秀吉への義を貫き通した三成の心の中にタイムスリップしたよう。

三成陣跡 石田三成陣跡・笹尾山の甲冑ボランティア 石田三成陣跡・笹尾山の甲冑ボランティア 三成陣跡 笹尾山入り口

三成陣跡 笹尾山入り口。

三成陣跡笹尾山につくられた砦

三成陣跡笹尾山につくられた砦。

笹尾山頂上へ続く階段

笹尾山頂上へ続く階段。

笹尾山頂上から

笹尾山頂上から関ヶ原を見渡す。

笹尾山にある三成軍旗

笹尾山にある三成軍旗。

関ヶ原の戦い、決戦地を歩く

笹尾山から歩いてすぐ、のどかな風景が広がる。ここは、東西合わせて16万人もの人々が戦った関ヶ原の戦い最後の決戦地。この戦いは、わずか6時間で決し、東軍・家康が勝利した。敗れた西軍・三成は敗走の途中に捕まり、その後斬首となった。現在はのどかなこの風景も、激戦が繰り広げられた400年に思いをはせると、見え方が変わってきます。

関ヶ原の戦い・決戦地 関ヶ原の戦い・決戦地

徳川家康最後陣地

徳川家康最後陣地

家康が合戦時、最後に陣を置いた場所。合戦後には、ここで討ち取った敵の首級が実検された。

家康最後陣地跡にある観音

現在、この地には救世観音像が建てられ、戦没者たちの霊を慰めている。

戦国グッズ購入はここで

戦国グッズならここ「関ヶ原歴史民族資料館」に隣接しているショップがおすすめ。

武将家紋入りぐい飲み・湯飲み・竹携帯ストラップ・超ミニ軍旗・家紋写し金蒔絵シール・Tシャツ・タオル等々、オリジナルグッズがずらりと揃っていて、ここ関ケ原でしか手に入らないものばかり。

歴史資料館併設のお土産ショップ 黒田長政家紋入りぐい飲み

お猪口の写真は黒田家(秀吉の軍師となった黒田官兵衛や、その嫡男で徳川方についた長政が有名)の家紋入りぐい飲みで、このショップで製作しているオリジナル製品。

関ヶ原歴史資料館

ショップとあわせ資料館にも、ぜひ立ち寄ってみたい。資料館では、合戦の東西両軍の陣形と戦のながれをしめした大型ジオラマと音声で解説してくれる(対応言語:日・英・韓)。また、戦いで使われた武具(甲冑・火縄銃・ほら貝・出土品など)も公開されている。
(関ヶ原歴史民族資料館 入場料350円)

関ヶ原歴史資料館

ちょっと足をのばして人気のパン屋へ

関ヶ原のとなりの垂井町にある人気のパン屋「グルマン」本店。いつも店内にはパンを求める人たちでいっぱい。ここでは店内で食事をとることもできおいしいパンとシチューやスープなどが楽しめるランチメニューが人気。

垂井町の有名パン屋さん「グルマン」

アクセス
名古屋-関ヶ原
(JR東海道線利用途中大垣乗換、所用時間:55分、片道940円)
関ヶ原-垂井(JR東海道線利用、所用時間:5分、片道190円)
※グルマンへは垂井駅から徒歩5分

観光地詳細情報

岡山烽火場から決戦地の間にある「エコフィールド関ヶ原」には池を取り囲む遊歩道があり、バードウォッチングや森林浴にも最適

歴史散策とからめて健康的にウォーキングができrる。
関ヶ原の古戦場では 団体昼食のとれる場がないため、徒歩の場合ランチの確保が必要かと思われる(今後改善されるかもしれませんが)

モデルコース
①名古屋-垂井、垂井でおりてグルマンで昼食用のパンと飲物購入 ⇒垂井⇒関ヶ原 着後観光交流館へ ⇒ 歴史民族資料館にて関ヶ原合戦のアウトラインをつかむ ⇒ 岡山烽火場 ⇒ エコフィールド関ヶ原 ⇒ 三成陣跡笹尾山(昼食) ⇒ 決戦地 ⇒家康最後陣跡 ⇒ 歴史民族資料館お土産ショップ ⇒ 関ヶ原駅 (古戦場での所要約5時間 ウォーキング距離 約5㎞)

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