
妙興寺で座禅体験
妙興寺の散策は日中であれば常時可能。座禅体験は毎月1日15日(1月1日と8月15日は除く)の午後6時からのみ。

名鉄本線妙興寺駅のすぐ東に見える雑木林の中に、室町時代(1348年)に創建された寺院「妙興寺」がある。妙興寺は、京都の禅宗の名刹、妙心寺の系統で、尾張地方では最大級の規模を誇る。
新陰流開祖上泉信綱が妙興寺で修行した。無刀取り発祥の地と言われている。また、東京でも見かける妙興寺そばの起源は、この妙興寺の僧侶が書き残したレシピにある。

幾度かの災害により、多くの建造物が失われたが、現在も創建当初の姿を残す国指定重要文化財の勅使門(天皇からの使者のみが通ることのできる門)や、仏殿、鐘撞堂などの京都の名刹にも劣らない建物の数々が建ち並び、落ち着いた雰囲気の境内自体が県指定史跡になっている。

妙興寺には、全国でも数少ない禅宗の僧侶となるための修行道場がある。雲水たちが、鐘など様々な鳴り物の音に沿って、朝まだ暗いうちから起きて、作務(僧が行う日々の労務のこと)をしたり、坐禅を組んだり、托鉢にいくなど昔ながらの戒律に沿って生活し、日々修行を重ねている。

毎月1日と15日に、一般の人も参加できる座禅会が、僧堂にある座禅堂で開かれている。午後6時頃から、20分ほどで休憩をはさみながら、午後8時頃まで行われる。入退室は自由。雲水と同じ条件なので、夏は暑くて蚊がいるし、冬は寒い。夏場は枯山水の庭を見ることができるが、日の入りが早い時期は、暗くなるので庭の見学は難しい。

年中行事のうち、1月1日の祝聖、4月8日の降誕会、2月15日の涅槃会は仏殿で行われており、一般の人も参加できる。
絵画や古文書、工芸品など、文化財も多いが、ほとんどは敷地内にある一宮市博物館内に保存されている。
Myokoji Temple in Ichinomiya CityIt's about 20 minutes tain ride from Nagoya Station. Myokoji Temple is one of the largest temple in this region. Its size is comparable to famous temples in Kyoto, Nara and Kamakura. However, it is rare to see any foreign tourists here. This temple was created in 1348. This temple offer young monks to learn and practise the Zen Buddhism.
Posted by Nagoya Tours, Sightseeing and Experience on 2015年10月18日
妙興寺の境内は広く、散歩にも最適。数多くの仏像や社殿が点在している。
一宮市博物館
一宮博物館では古墳の出土品をはじめ、昔の人の暮らし、尾張の文人文化など、一宮の歴史をわかりやすく紹介。一宮市内の寺社の宝物なども展示。中世の妙興寺のジオラマもある。また建物の内外に著名な美術作品も置いてある。
土日には、はたおり・糸つむぎ体験もできる。