国宝犬山城と城下町、国宝の茶室を有する日本庭園。今もなお歴史の足跡が残る魅力的な街犬山。

戦国時代(15世紀末~16世紀末)には合戦の舞台となり、江戸時代(1603~1867年)には城下町として発展した。町の伝統的な木造家屋や城につながる神社は趣があり、楽しい散策ができる。

犬山城

木曽川の岸にそそり立つ犬山城

犬山城は1537年に有名な武将、織田信長の叔父、織田信康によって創建された、現存する日本最古の天守閣。外観3層、内部4階、地下2階。天守最上階は望楼である。戦時の見張りのための城なので、質実剛健な風合いが特徴。

城入場

城門をくぐると、天守閣はすぐそこ!城をバックに写真が撮れる。城のスタッフが「写真撮りますよ」と声を掛けてくれる。最高のアングルを熟知しているので、撮ってもらおう!

神木杉の木

天守閣の東方にある杉は犬山城より背が高かったが、伊勢湾台風(1959年)の落雷で枯れてしまった。地元の人は、この杉が犬山城の身代わりになったとして、祀っている。

積み上げられた天然の石

石垣には自然石が積み上げられている。木材も築城当時の物が残っている。城内の階段は傾斜が急である。敵の侵入が分かるようミシミシと鳴る廊下など、当時を思いながら五感で楽しめる。

城内1 鎧兜

1階には鎧や兜、鬼瓦、屏風など、当時使用されていたものが展示されている。鎧兜は一式約20kgある。

城内2 鬼瓦 城内3 城主の部屋 城主4 城の模型 木曽川 城内からの景色

各階からは木曽川が臨める。木曽川では毎年6月~10月中旬まで鵜飼が行われ、川を遊覧しながら楽しめる。(鵜飼夜の部食事なし2600円~)

最上階からの眺め

天守最上階には周囲を見渡す回廊があり、天気が良いと名古屋駅のビルも見える。

城の敷地内にある休憩所

城の散策後はソフトクリームを食べながら休憩。犬山ならではのおみやげも各種あり。

三光稲荷神社

三光稲荷神社1 朱色の鳥居

鮮やかな朱色の鳥居が美しい三光稲荷神社はお城への近道。坂道を登ると犬山城に着く。

三光稲荷神社2 恋愛用絵馬

願い事を書くと叶うという絵馬。この神社では恋愛専用のハート形絵馬が数多くある。

針綱神社 鳥居

針網神社

この神社もお城への近道。三光稲荷神社とは違った雰囲気である。国指定重要無形文化財である犬山祭は、この神社の祭りである(毎年4月第1土曜日開催)。祭りには13台の車山がくりだし豪華絢爛。

有楽苑 入口

有楽苑(うらくえん)

庭園の中に現存する3つの国宝茶室の一つ如庵や、重要文化財の旧正伝院書院がある。如庵は、1618年茶の巨匠千利休の弟子小田有楽齋が、京都の寺の一部として正伝院書院と共に建てた。庭園内には、茶室元庵、弘庵もある。(入場料:大人1,000円 小人600円)

如庵 全景

如庵は普段から内部が見られる唯一の国宝茶室。

旧正伝院書院からみた庭

旧正伝院書院からみた庭

呈茶

旧正伝院書院の呈茶(600円)。犬山焼の茶器で和菓子と共に庭園が楽しめる。

旧正伝院書院から東に抜けるルート
苑内の水琴窟

苑内の水琴窟。

苑内の南にある岩栖門からの景色

竹林や緑豊かな自然の中でぜひ静寂のひと時を。日本庭園ならではの鹿威しや水琴窟を楽しみたい。11月下旬の紅葉で赤く染まった庭園は美しい。

犬山城下町を散策

犬山城の城下町は昔の街並みが保存・再現され、多くの博物館や土産物屋、和菓子屋やレストランが並ぶ。

犬山城の城下町 犬山城の城下町
城と町ミュージアム 城下町のジオラマ

城とまちミュージアム

城とまちミュージアムは、武家文化、町人文化が発展した江戸時代を中心に、犬山の歴史と文化を紹介している。当時の街並みを再現するジオラマを見ると、現在とほぼ同じ町割りのまま城と城下町が残っていることがわかる。(入場料100円。からくり展示館も含む)

からくり展示館 からくり人形

からくり展示館

犬山祭で登場する山車は3層構造になっており、上層にからくり人形が付けられている。からくり展示館には、からくり人形が展示されており実演も行っている。実演は土日祝の10:30と14:00から。

どんでん館外観

どんでん館

犬山祭の見所は、車山が城下町の交差点で豪壮に方向転換するところ。これを「どんでん」と呼ぶ。どんでん館には犬山祭で使用する高さ8mの車山が4輌展示してある。犬山祭を体感してもうらため、光と音で祭りの一日を演出している。(入場料100円)

旧磯部家住宅

登録有形文化財に指定されている旧磯部家住宅は、江戸期の建築様式を持つ木造家屋。江戸期の税金は間口の広さで決まったため、間口が狭く奥行きが広い。緩やかなふくらみのある「起(むく)り屋根」は犬山市内の町家で唯一現存するもの。

旧磯部家住宅の外観 旧磯部家住宅の住居内

犬山での食事・土産

犬山城周辺の名物は串物。40もの店が様々な串物(田楽、串カツ、団子など)を提供する。串を片手に街歩きを。

山田五平餅店 外観と五平餅

山田五平餅店では観光客の多くが五平餅(1本100円)をほおばる。

本町茶寮 外観と玄米だんご

本町茶寮では、醤油玄米だんご(1本100円)の他、店内でいただくミニ田楽定食(650円)も美味。

芳川屋1 果物屋

芳川屋は、果物屋ならではの新鮮なフルーツを使ったスイーツが楽しめる。

芳川屋2 キウイの生ジュースとパンケーキアップルサンド

キウイの生ジュース(350円)とパンケーキアップルサンド(250円)。

芳川屋3 人気の栗ソフト

季節のフルーツを使ったソフトクリームやパフェも人気。写真は栗のソフトクリーム。

地ビール

ドイツの製法で作られた地ビールローレライビール。特産品館にて販売。

浦嶌3 店内

食楽茶房豆腐かふぇ浦嶌(うらしま)

現代和風のモダンな雰囲気のお店。ゆったりした食事をしたい人にお勧め。

浦嶌2 ランチの豆腐田楽とさつまいもコロッケ

老舗の豆腐屋の美味しい豆腐を使ったボリュームあるヘルシーランチ。写真は犬山名物の田楽、ゆば、豆腐コロッケ。

浦嶌1 ランチの小箱

ランチメニューは玉手箱ランチのみ。デザート付きで1600円。数量限定で、内容は季節によって変わる。

絹乃舘 匠美

京都丹後ちりめん織元出身の店主が営む絹乃舘 匠美では、丹後ちりめんの直販と、手作りのちりめん細工や小物を販売。

匠美 商品棚 匠美 ティッシュケースとちりめん絵葉書

和菓子

犬山は昔から和菓子が盛ん。茶会に使う伝統的な和菓子から、子供たちが喜ぶ駄菓子まで種類もいろいろ。

犬山名物げんこつ

きなこ・黒糖・ごま等、体に優しい材料で作られるお菓子「げんこつ」は100年以上前からある犬山名物。げんこつとは握りこぶしのこと。硬いものとソフトなものがある。

玉富久 季節の和菓子

犬山ではお茶も盛んで、和菓子屋さんも多い。写真は色とりどりの和菓子が美しい「玉富久」。

岩井本店 わらび餅

岩井本店は餅菓子や団子を作って販売しているお店。わらび餅は絶品!

犬山へのアクセス

名鉄名古屋駅-名鉄犬山駅(名鉄犬山線、特急約25分、550円)
下車後、城下町まで徒歩7分、犬山城・有楽苑まで徒歩17分
名鉄名古屋駅-名鉄犬山遊園駅(名鉄犬山線、特急約28分、600円)
下車後、有楽苑まで徒歩10分、犬山城・城下町まで徒歩15分

モデルコース

(1)名鉄名古屋駅発(9:18)→犬山駅着(9:46)→城下町散策(どんでん館、旧磯部家住宅、城と町ミュージアム、からくり展示館、食べ歩き等)→針綱神社(近道)→犬山城→三光稲荷神社(近道)→浦嶌にて昼食→有楽苑→木曽川沿いを通って犬山遊園駅へ
(2)名鉄名古屋駅発(9:18)→犬山遊園駅着(9:49)→有楽苑→名鉄犬山ホテルにて昼食→三光稲荷神社(近道)→犬山城→針綱神社(近道)→城下町散策しがてら南下→犬山駅へ(駅前イトーヨーカドーにて時間調整兼ねて買い物)

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